製作過程
オーナー様との打ち合わせ
オーナー様のイメージ図を元に製作図面製作(CAD)
今回のラウンドは自由曲線の楕円R
製作図面(解像度落としています)
NC加工は外注依頼のためCAD図面を作成し依頼
外注先にてNC加工中
- 30mm厚のロシアンバーチ合板1200×2400をセットし加工する。
- 加工深さ数ミリ残して加工し後で切り抜きバリをトリマーで習い加工処理する。
NC加工完了後工場に仮置き
しばらく寸法が落ち着くまで放置
厚さ調整
- バーチ合板の定尺1200×2400の厚さは一枚の板でもばらつきがあります。
- 30枚を気にせず重ねると0.3mmの差があれば左右の差が1cm近くになります。
- 下記のように1枚ずつ左右、後ろの寸法を記載します。
- 完成時LR、左右の差を合板の欠点、色合いを考慮しながら極力少なくなるように積み替えます。
積み替え完了
座板にアジャスター取り付け穴加工
傾斜板の加工
積層
座板に位置決めダボ接着挿入 2枚目補強接着
- 接着後1枚ずつ3トンプレスにて平面均一に押え10分以上放置。
- 今回の接着剤はタイトボンドIIイクステンドの乾きの遅いものを使用しました。
- オリジナルのものでは速乾過ぎて1枚終わるまでに、塗り始めが乾いてしまい接着不良の原因になる為です。
補強板の角面取り
底面に吸音材充填後傾斜の下駄板取り付け
傾斜板取り付け
吸音材貼り付け後補強板積層
下側部の積層完了後吸音材取り付け
下側積層完了、上側も同じように積層する。
ミッド部製作
ホイストを使い上下をドッキング
2つを合わせると軽く100kgは超えます。
プレスに入らないのでパイプクランプで圧着
積層完了
サンデング工程
サンデング前
ベルトサンダー、オービタルサンダーにて#60〜#240順次番数を上げ仕上げる。
仕上げ完了
ユニット取り付け穴加工
ウーハー穴あけ
- 取り付け穴あけ(鬼目ナット)
ルーターにて加工
穴あけ完了
ユニット取り付け穴加工
ミッド穴あけ
穴あけ完了
吸音材取り付け
ツイーターベース製作
グリルネット製作
ベース板加工
2枚をプレス 横引き盤でカット
オイル仕上げ
完成
ピアノ運送屋にてオーナー様宅に発送
これ以後はオーナー様のブログで!
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